Benjaminchong 1

项目编号:SCP-2911-JP Level 3/2911-JP
项目等级:Safe 机密

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基金会站点Site-311及联盟站点Station-NA-019。


特殊收容措施

SCP-2911-JP的收容基于哈德逊河协定处于基金会与全球超自然联盟的共同管理之下。世界贸易中心复合体(WTCC)中的5、6号WTCC大楼被分配给基金会,并被指定为Site-311。地平线倡议与Site-311的热线将会保持24小时全天候在线。

为维持曼哈顿岛形而下空间的稳定性,6组共12台的豪斯-尼古拉斯Haus-Nicolas神学平面真空单元1需时刻保持运转状态。其中2台H-N单元会时刻将剩余能量向上空排出,因此WTCC上空禁止一切物质体进入。

已经倒塌的原世界贸易中心大楼双子塔北楼(1 WTC)已被施加耐震防护,其周围已建立一圈隔离墙以保持封锁状态。目前,一般认为1 WTC的整体已经成为SCP-2911-JP-A。故应当禁止一切民间人士进入1 WTC,以防止与SCP-2911-JP-B的接触。脱离1 WTC到达外部的SCP-2911-JP-B实体将会被暂时拘留在安全区域。若实体能够沟通且有滞留在基准现实的愿望,可按照合众国宪法与国际法对其交付滞留签证。

描述

SCP-2911-JP,指因曼哈顿岛的约3%面积从基准现实崩溃而产生的异常维度。截止2011年,维度物理学仍然无法解释这种异常维度的浮动点flick point2。SCP-2911-JP持续受到一未知能源供给高密度能量。该能量从维度外观察时类似于纯粹的阿基瓦Akiva辐射,但在SCP-2911-JP内部有大约87%被物质化。这些物质典型性地包括水蒸气、硫、普通金属、气化的低级醇及不明生物的血液。

与SCP-2911-JP连通的门径被指定为SCP-2911-JP-A。包括混凝土、铅、经过祝圣的彩绘玻璃及斯克兰顿现实稳定锚的复合型封印可以有效地半永久性关闭这些门径。

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SCP-2911-JP-B实体。

SCP-2911-JP内部存在的恶魔实体群被统一指定为SCP-2911-JP-B。SCP-2911-JP-B拥有约12种神学/文化论类型,但外观总体上接近人类,身体的一部分被某种能量振动器官所替代3。SCP-2911-JP-B拥有低水平的智力,并能够以奇术手法有限地干涉形而下现象。SCP-2911-JP-B实体在SCP-2911-JP外部将会因急速的能力耗散而陷入虚弱/非活性状态,但通过出示一定的代价并缔结契约的方式可以基本完全控制它们的行为。

SCP-2911-JP在2001年9月11日混沌分裂者的一起针对纽约曼哈顿岛的超常恐袭中产生。在事件的早期过程中,混沌分裂者使用旅客机进行了一起奇术攻击,导致曼哈顿岛南部崩塌至未知维度,同时使不明数量的SCP-2911-JP-A在纽约市的广范围内出现。在经历过一系列事件之后,截止9月18日,基金会-全球超自然联盟-地平线倡议-合众国武装力量联合部队成功复原了除现指定为SCP-2911-JP的区域以外的曼哈顿岛全部区域的基准现实,并歼灭了纽约市内出现的所有SCP-2911-JP-B实体群。详情请参见附录4


附录.2911-JP.1 > 事件发生前

1998年珀耳塞福涅事件发生后,基金会-全球超自然联盟-普罗米修斯集团-美利坚合众国政府的四方协议迅速建立起北美大陆的异常评价报告系统。四方同时缔结了墨西哥湾条约,以作为SUSEOCT5的一个扩展框架。该条约最终成为在基金会及联盟的特殊资产集中的北美地区防止冲突并阶段性废除帷幕协议的依据。

1999年2月,全球超自然联盟促成了朗布依埃科索沃和谈。自此,混沌分裂者开始集中批判缔结墨西哥湾条约的四方势力。德尔塔指挥部6多次在随机频道预告其攻击行动,并实际数度执行。一般认为,截止2000年末,一个横跨东欧、中东及中非的秘密超常犯罪网络就已经形成。在这些地区,急剧增多的地下资金与超常兵器供给普遍激化了当地的纷争。

考虑到7.12事件后3年内的国际形势,为探讨上述问题的解决方案,联合国超常问题特别大会于2001年9月1日在纽约市联合国总部大楼召开。据推测,混沌分裂者本来的目标是出席特别大会的各国高官、普罗米修斯公司的高层人员、异常领域国家大使、异常特征者权利活动家及全球超自然联盟主管D.C.al Fine


附录.2911-JP.2 > 事件发生 - 9月11日

2001年9月11日上午8时20分左右,不明数目的恐怖分子劫持了横贯大陆航线的5架旅客机7。其中3架旅客机转向纽约飞行。一般认为,恐怖分子在对乘务员进行的精神控制中使用了普罗米修斯公司制造的精神同步设备。

截止上午8时46分,3架旅客机到达曼哈顿岛上空。民间影像艺术家偶然拍摄的视频显示,这3架旅客机以不符空气力学的异常方式飞行,其赤红的飞行尾迹在空中停留十余分钟。一种未知的奇术效果使得曼哈顿岛整体的本质强度有所降低,令基金会及全球超自然联盟察觉此状况。

以下内容为回收自欧提斯国家空军基地管制室的事件早期音频记录。

由于事件早期状况确认时的混乱,基金会、全球超自然联盟及美利坚合众国空军均未成功阻止曼哈顿岛上空仪式阵的展开。恐怖分子集团有可能因为全球超自然联盟的魔术迎击措施部分成功而未能进入联合国总部,转而改变了目标。旅客机于上午9时3分前与世贸中心大楼碰撞,在5分钟以内令以世贸中心大楼为中心约4.5km2范围崩塌至异常维度,并连锁性导致周围空间遭到侵蚀。

因曼哈顿岛的基础物理通讯线路及电波干扰带来的混乱,基金会未能及时应对该状况。于斯塔滕岛的研究收容站点Site-310,基金会建立了临时司令部。以下内是收容委员会保存的部分记录。

初版异常事件报告在15时之前被撰写完毕,并被送往基金会北美总司令部。基金会随即宣布东海岸区域所有站点进入三级警戒状态,并开始编组用于支援的机动特遣队。

异常事件报告

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异常空间的远景。近距离的摄影导致特工因不明理由丧失。


地点: 纽约州 曼哈顿

状态: 正在进行

时间: 9月11日 09:05 AM (当地时间) — 现在

威胁等级:


事件概要: 曼哈顿岛南部,布鲁克林西岸及泽西市近郊生成一无法进入的异常空间。外围地区观察到休谟值急剧降低与阿基瓦辐射值的异常上升。由于电波干扰,无线通讯中断。多个灵体及未知的人形实体群出现,并开始进行低等级的破坏行为。一般市民已经陷入恐慌,为保证其镇静,已部署一次广范围记忆删除。呈红色或暗褐色的气态实体流入城区,这些城区的异常空间正在急速生长。异常空间覆盖区域的人口越有60万,均被认为已丧失。


附录.2911-JP.3 > 初期収容 - 9月12日

9月11日の夕方から12日未明にかけて、マンハッタン島中部における一般市民の避難は概ね成功を収めました。散発的な避難民の回収と並行して、財団-世界オカルト連合は現場レベルの連携を確立しました。多数のSCP-2911-JP-B実体が出現したことを受け、マンハッタン区の南側は放棄され、タイムズスクエアに防衛線が展開されました。

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33番街に集結しつつある悪魔実体の集団。周辺現実性の毀損により、カメラは短時間で破壊された。

国際連合本部ビル24階に財団機動部隊の仮設指揮所が設置され、以後の作戦展開を指揮しました。アルト・Clef博士が作戦臨時顧問に就任しました。以下は仮設指揮所によって収集された記録の一部です。

財団-連合-境界線イニシアチブによる合同対策本部が編成され、国際連合本部の敷地内は橋頭堡として概念的に拡張されました。インサージェンシーによる複数の自爆攻撃に続いてエンパイア・ステート・ビルが陥落し、前線はパーク街を保持しつつセントラルパークまで後退しました。


附录.2911-JP.4 > 計画立案 - 9月13日

事態の長期化に伴い、SCP-2911-JP内部に取り残されたニューヨーク市民の救出遅延が致命的な問題に発展しつつある中で、財団空間工学部門は非常事態を宣言しました。非敵対的なGoI/PoIを含む空間工学の有識者リストが作成され、協力要請が送付されました。要請を受諾した個人および団体には、プロメテウス社の次世代移動能力研究委員会、ディア大学の異常構造数理学研究室、赤斑蛇の手のホヤ女史、理外研の超次元力学研究グループ、ICSUT17マサチューセッツキャンパス教授会が含まれています。招聘は12日までに完了し、13日未明から研究収容サイト-310でSCP-2911-JPに関する共同研究が開始されました。

SCP-2911-JP内部との連絡が初めて行われたのは9月13日の午前8時頃でした。SCP-3216を通じた有線通信が確立され、通信回線を防衛するために機動部隊Π-7("ボタンプッシャー")、Z-9("メクラネズミ")が投入されました。不明な手段でSCP-3216内部に侵入したカオス・インサージェンシー工作員との戦闘は16日未明まで続きました。以下は異常次元内部の財団職員によって収集された情報の一部です。

SCP-2911-JP内部との通信確立に伴い、SCP-2911-JPの中核であると推測される神格実体(UE19-1111に指定)の将来的な顕現に伴うXK-クラスシナリオの危険が明確化されたことを受け、世界オカルト連合は正式にマンハッタン島全域に対するピチカート手順の発令を通告しました。世界オカルト連合事務総長D.C.al Fineは午前10時に書簡を発表し、避難民に対する人道的配慮から48時間の猶予が設けられること、9月15日の午前10時までに神格の排除が完了しなかった場合、終結トリアージが執行されることを宣言しました。

ピチカート手順の発令までにUE-1111を排除するため、作戦臨時顧問のClef博士指揮の下、SCP-2911-JP内部への突入作戦が立案されました。作戦実行にあたっては、以下の要件が必要と考えられました。13日の日没までにそれぞれの対策が完了し、悪魔実体群との戦闘を経験した現地部隊を中核に突入部隊の編成が行われました。

既知の問題点 対策案
突入経路 バックドア・ソーホーの使用。SCP-2911-JPへの崩落に伴い基底現実側に出入り口が存在しないため、スリー・ポートランド内に違法に展開されていた一時的なポータルを拡張して初期人員を送り込む。
突入後の橋頭堡 サイト-28。事前の交信により、機動部隊Π-1("シティ・スリッカーズ")を含むサイト-28駐留の財団人員の多くが生存し、市民と共に潜伏していることが確認されている。
カック灰 携行型及び車載型スクラントン-アンカーの持ち込み。物理的なカック灰への接触または吸入を継続することはアキヴァ被曝による重度の健康被害を招く恐れがあり、防塵マスクが別途配備された。
補給線/撤退経路 新規ポータルの開裂。有識者委員会による共同研究の結果、SCP-2911-JP内部と外部から同時に対応する座標への空間工学的操作を加えることで、短時間であれば比較的大型のポータルを作成可能である。
SCP-2911-JP-B実体 戦術的神学部門に対する、北米地域の供給能力の上限付近までの聖水ならびに銀弾の供給要請。資材の一部はプロメテウス社によって提供される。
CI工作員/敵対存在 先制攻撃、大規模火力の使用。
神格実体 N/A

突入作戦の準備が行われる一方でSCP-2911-JP指定領域の拡大が加速し、セントラルパークを失陥した防衛部隊はコロンビア大学を拠点に抵抗を開始しました。境界線イニシアチブはハーレム区の教会を要塞化し、避難民の受け入れが行われました。日没までにマンハッタン島の75%が侵食を受け、ハドソン川の対岸にも被害は拡大しました。


附录.2911-JP.5 > 突入作戦 - 9月14日

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進入路の一例。

突入作戦は9月14日の午前0時から開始されました。作戦は以下の3段階から構成されていました。

  • フェイズ1: 先遣隊によるバックドア・ソーホー経由での進入と橋頭堡の確立。
  • フェイズ2: 補給線の確保、ならびに増援部隊の導入。
  • フェイズ3: UE-1111の撃破または放逐、カオス・インサージェンシー主力部隊の排除。

事態対処の中核となる対神格攻撃部隊は財団機動部隊と世界オカルト連合排撃班の重装部隊で編成され、カオス・インサージェンシー主力部隊との交戦を意図してブルー・タブレット20が支給されました。民間人の収容を担当する部隊は財団に、SCP-2911-JP-B実体の掃討を担当する部隊は世界オカルト連合と境界線イニシアチブに割り振られ、物資運搬は合衆国軍とニューヨーク市警察の選抜部隊が担当しました。プロメテウス社の資産が補給物資として広く提供され、マンハッタン島内の社有資産の所有権は放棄されました。

研究収容サイト-310の有識者チームによってSCP-2911-JPの多元空間軸ベクターが解析され、仮設ポータルが設定されました。バックドア・ソーホーへの先遣隊の進入は、間もなく多数のSCP-2911-JP-B実体による抵抗に遭いました。先遣隊は夜明けを待って反撃し、午前11時頃にサイト-28跡に橋頭堡が確立されました。続くフェイズ2はカオス・インサージェンシーによる攻撃と、複数の巨大実体(UE-1109、1110に指定)の侵攻に妨害されました。

一方、14日の間にSCP-2911-JP指定領域はマンハッタン島全土に拡大し、国連本部を除く全ての拠点が放棄されました。世界オカルト連合麾下の戦艦群による市街地への砲撃が行われ、一部の緩衝地域は戦略的に破壊されました。海棲悪魔の個体数増加によって水上防衛網が崩壊したため、ニューヨーク湾の全ての水路は封鎖され、ロングアイランド湾には機雷が敷設されました。

以下は戦闘終結後に回収された記録の一部です。戦闘は終日継続し、突入部隊における財団人員の損耗は18%に留まりました。


附录.2911-JP.6 > 戦闘展開 - 9月15日

度重なる作戦の遅延により、フェイズ3への移行は15日未明となりました。機動部隊N-7("下される鉄槌")を中核とした対神格攻撃部隊は午前4時15分までに1 WTC基部に到達しました。カオス・インサージェンシーによる頑強な抵抗とSCP-2911-JP内部の新たな異常次元の発生に伴う補給線の寸断によって部隊は打撃を受け、同時にサイト-28による管制を喪失しました。

以下は戦闘終結後に1 WTCから回収された記録の一部です。1 WTC内部における戦闘記録の大部分は損失しており、状況を包括的に把握する試みは失敗しています。事案委員会に提出された報告書は不完全な状況記録から作成されました。


附录.2911-JP.7 > 収束

9月15日午前9時45分、リバティ島観測基地はマンハッタン島外縁地域におけるヒューム値の回復と、周期的アキヴァ放射の消滅を確認しました。これを受け、世界オカルト連合事務局はピチカート手順の一時停止を通達しました。午前10時30分、神格実体の排除が確認され、財団と世界オカルト連合は共同声明を発表して事態収束を宣言しました。

SCP-2911-JP-B群は速やかに不活性化し、SCP-2911-JP領域が縮小していく中でその活動範囲も減少していました。9月17日、マンハッタン島に残存する全てのSCP-2911-JP-Aからそれぞれ1体のSCP-2911-JP-B実体が出現しました。それぞれの実体は全裸で、木の棒またはパイプの先端に白色の布を結び付け、それらを頭上で数回振った後に消失しました。この事案を受けてSCP-2911-JP指定領域に対する探査が行われ、領域最深部にて意思疎通可能な悪魔実体(SCP-2911-JP-B-Ωに指定)が発見されました。以下は探査記録の一部です。

財団法務部門と事案審査委員会の合同審査の結果、複数の服従実験を通してSCP-2911-JP-B-Ωの供述の正確性が確認されました。包括的な契約手続きのために準備文書が作成され、収容手順は一部改訂されました。全てのSCP-2911-JP-B実体は契約に従って収容を受け容れ、地位協定文書のコピーが世界オカルト連合と境界線イニシアチブによって保存されました。両者からの公式及び非公式の抗議は現時点まで継続しています。

9月19日までに財団は被害状況の全貌を把握しました。最終的なSCP-2911-JPの侵食はマンハッタン島全域、隣接するブルックリンおよびクイーンズ、ブロンクス、ニュージャージー州ハドソン郡の計720.8km2に達し、関連して述べ1500万人が異常存在に直接的な影響を受けたと考えられています。北米大陸における財団および連合資産の有する処理能力を完全に上回るこれらの事態に対し、O5評議会は収容政策の転換を迫られました。9月20日、事後処理に伴う衝突防止のため世界オカルト連合との間にハドソン川協定が締結され、相互の協力体制の確認が行われました。

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    ハドソン川協定


    世界オカルト連合(以下、連合)と財団の両者は、世界の平和及び安全の維持に寄与することを目的とし、以下のとおり行動することに合意する。

    1. 連合、財団の両者は以下の領域に関する全ての占有的主張を放棄する。
      • マンハッタン島全域
    2. 財団は以下のアーティファクトの管理を全て請負し、これを管理する。
      • SCP-2911-JP
      • SCP-2911-JP-A
      • SCP-2911-JP-B — 但し、SCP-2911-JP領域内に限る。
    3. 連合、財団の両者は以下の領域について相互の独立性を尊重し、非戦地帯とする。
      • サイト-311
      • ステーション-NA-019

    .
    .
    .

    1. 連合、財団の両者は以下の存在についてその生来の権利を確認し、正常性ならびに現実性を毀損しない場合に於いて、可能な限りその生存と自由意志の存立を擁護する。
      • 人間型異常/脅威存在

    本協定は2001年9月21日より効力を持つ。
    連合、財団の両者全ての構成員が本協定に則って職務に対する拘束を受ける。


    財団監督評議会 1号評議員

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    世界オカルト連合 事務総長

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    協定締結に伴い、SCP-2911-JP-B-ΩによるSCP-2911-JP-Bの労役提供の申し出は承認されました。財団法務部門は1800ページに及ぶ基準契約書を作成しました。労役は1 WTCの隔壁建築作業から開始され、後にマンハッタン島全域に拡大しました。

    以下はメディア戦略部門によって作成された非異常の広報プロパガンダの一部です。非侵襲的手段を用いた全世界的な大衆への認識誘導は概ね成功を収め、北米・欧州圏の一般社会におけるSCP-2911-JP-B実体への認識は当初予測を上回る改善を見せました。

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      Record 2001/11/11 - CNN-US

      CNNアメリカによる報道


      【前略】

      アナウンサー:……素晴らしいパフォーマンス、コロンビア=カヴン認定魔女による曲芸飛行をお届けしました。それでは次のトピック、復興著しいマンハッタン島からの中継です。皆さんお馴染み、マーティン・ジェフリーズに代わります。

      [映像が切り替わる。リポーターのマーティン・ジェフリーズがブロードウェイの工事現場に立っている。背後では人間の作業員に混じって複数のSCP-2911-JP-B実体が働いている。実体は財団制式の作業服を着用し、胸部には契約書の最終ページが貼り付けられている]

      リポーター:皆さんこんにちは、こちらジェフリーズ、マンハッタン探訪のお時間です。本日は工事中のブロードウェイからお送りします。

      アナウンサー:すごい音がしていますね、ドリルの響きがスタジオに伝わってくる。ジェフリーズ、今はどんな状況なの?

      リポーター:マンハッタン島は急速に復興しています。市庁舎の復興対策チームによれば、市域の交通の87%が復旧しました。地下鉄も8号線を除いて運行を再開し、被害の少なかったセントラルパーク以北では住民も戻ってきています。

      アナウンサー:それは良いことですね。ストライキは解決したのかしら。

      リポーター:ええ、ヨハンナ。8日までの緊急ストは平和裏に解決し、世界オカルト連合は人間労働者に対する工賃の15%増加を約束しました。ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社はまだ反対姿勢を崩していませんが、財団が間に入って仲裁を行っており、数日中にはエンパイア・ステート・ビルの復元工事は再開されるとみられています。

      アナウンサー:大統領は年内のマンハッタン完全復興を宣言しました。現在、下院では第3次復興予算の審議が始まっているところです。ジェフリーズ、大統領の公約は実現しそうですか?

      リポーター:1ヶ月ほど前まで、大統領の発言は時期尚早であり、国外投資家向けの過剰なパフォーマンスであると言われていました。しかし現在、財団建設部門と世界オカルト連合天地部門の全面バックアップを受け、マンハッタン島の主だった輸送経路が復活したことで、建設スピードが一気に上がっています。ニュージャージー州の建設業者は特需に湧いています。また……

      [ジェフリーズは建設現場のSCP-2911-JP-B実体を指し示す。実体は山羊の脚部を有し、高所作業の準備中である。カメラに対して実体は小さく礼をする]

      リポーター:マンハッタン・クライシス当時、敵対的存在とされていた悪魔集団ですが、現在は数万体がこうして復興作業に従事しています。財団によれば、悪魔との契約は完全に科学的・法律学的に制御されており、彼らは港湾公社とニューヨーク州法に基づく雇用契約を結んでいます。実際に、悪魔が関連した犯罪事案はこれまで確認されていません。労務局によれば、夜間作業の効率は悪魔作業員の導入によって前年比240%に向上しています。

      [カメラはブルーム・ストリートに入る。SCP-2911-JP-B実体が隔離された休憩所に集まり、座り込んで硫黄の煙を吸っている。休憩所脇で境界線イニシアチブの聖職者が世界オカルト連合の警備員と会話している。通行人は実体群を気にしていないように見える]

      リポーター:ニューヨーク市民は概ね悪魔集団を受け容れています。多くの市民にとって、近年の市内は夜間のとめどない治安悪化によって危険な場所と化していましたが、悪魔集団は契約を遵守しているようです。今の所、市内の犯罪率はかつてない低水準を保っています。悪魔集団の主な食料は硫黄とガスの炎で、雇用に回されるはずだった税金は医療費の補助と弔問金に充てられています。

      アナウンサー:憎悪犯罪は回避されているのですね、ジェフリーズ? 彼らは心強い味方になってくれるでしょうね。

      リポーター:無論その通りです、ヨハンナ。ニューヨーク市民は非常に抑制的で、誇り高く復興のために努力しています。各正常性維持機関の協力の下、マンハッタンはかつての姿を間もなく取り戻すでしょう。アメリカの自由と平等の精神は、この素晴らしい島に息づいています。

      [カメラはソーホー市街地に掲げられたアメリカ国旗を映す。国旗の脇に財団旗とニューヨーク市旗が掲げられている。続いてサイト-28地上事務所の銘板が映し出される。市民バンドによる国歌演奏がバックコーラスに入り、映像が切り替わる。スーツ姿のSCP-2911-JP-B-Ωが財団職員の介助を受けて銅像の定礎に献花している]

      リポーター:先日の追悼式典の様子です。この日初めて公の場に姿を現した悪魔集団のトップは、厳重な警備の下でグラウンド・ゼロの慰霊碑に献花を行いました。境界線イニシアチブ法廷とニュージャージー州戦没遺族協会の抗議によって演説は中止されましたが、カオス・インサージェンシーによる強要の事実が明らかになったことで、市民からは悪魔集団を擁護する声も上がっています。

      アナウンサー:彼らもテロの犠牲者だとする見方もある、ということですね。

      リポーター:マンハッタン・クライシスにおける悪魔集団の関わりについて、専門家の間でも意見が割れています。今後様々な事実が国連の特別法廷で明らかになるでしょう。現時点で明白なことは、社会の団結を破壊しようとするインサージェンシーの脅威に対して、アメリカは勝利したということです。マンハッタンは再び栄光を取り戻すでしょう。中継を終わります。

      [国歌演奏は2周目に入る。復興中のマンハッタンの写真が複数合成されたポートレートが展開し、大統領と復興担当大臣のメッセージが挿入される。財団と世界オカルト連合の旗が翻るイメージ映像が数秒流れ、映像がスタジオに切り替わる]

      アナウンサー:大変素晴らしいことです。ありがとうございました、ジェフリーズ。マンハッタン島からの中継でした。

      【後略】

    マンハッタン島の復興事業が完了した後、契約は財団の監視統制下でニューヨーク・ニュージャージー港湾公社と市労働局に移管されました。SCP-2911-JP-B実体への半年間限定の雇用ビザ発給は2003年から始まり、続く2004年に改訂されたニューヨーク州法により、1 WTCはSCP-2911-JPの唯一の出入国管理区画として承認されました。契約に盛り込まれた収容政策としての移動制限条項により、SCP-2911-JP-B実体の移動可能な地区はマンハッタン島に限定されていましたが、2009年のメーデーを機にニューヨーク市全域に拡張されました。

    2011年現在、ニューヨーク市はアメリカ合衆国唯一の合法的な悪魔実体の居住・就労が認められた都市です。財団統計部門の集計によれば、労働人口のおよそ15%がSCP-2911-JP-B実体を含む悪魔実体によって構成されています。この割合は年々拡大しつつあり、財団は状況を注視しています。

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    2011年現在のマンハッタン島。

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